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孫に追われて老人ホームへ

2011.11.18

東京都足立区の足立老人ホーム(入所者約一五〇人)で入所理由を調査したところ、家庭不和がトップで三三%、次いで経済的理由三二%、老齢で生活不能が一%となっており、かつて一位だった経済的理由が家庭不和と逆転している。家庭不和の中では孫が原因になっているケースがここ数年ふえている。近藤園長の話では「孫が中、高校生になって自分の勉強部屋が欲しいといい出し、老人が邪魔者扱いにされ、いづらくなって追い出されてきたと訴える老人が、これまで十数人もいた」。

[参考サイト]
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http://suumo.jp/chintai/kyoto/ek_2145_tambabashi/

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http://suumo.jp/chintai/chiba/ek_0573_nishichiba/

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四畳半で大学浪人と暮らしていたある老人、孫は夜遅くまで受験勉強、逆に老人は朝早く起き、生活のずれから口論、家を出てきたのだという。同園長は「老人には孫は本来かわいいもの。それなのに住宅難から憎みあう世代戦争を起こす悲劇だ」と嘆いている。(毎日、七七年一〇月九日)高齢者無料職業紹介所(東京都)には「給料は安くてよいから、住み込みのできる職場を」と住み込みの家事手つだいを職業斡旋の第一希望にあげてくる老女が多い。六畳一間の木造アパートや団地には、老人の入る場所がない。無理をして2DK、3DKの一室を老人に当てたとしても、息子夫婦と孫たちが窮屈な思いをする。「おばあさんがいるばっかりに」という感情も育つ。老人の早寝早起きにからむいざこざなど、とくに団地老人をめぐる家庭問題がその理由だという。子ども夫婦と別居した老母はいう。「団地にいっしょに住んでいたのですが、狭過ぎて、ちょっと動いたらだれかにぶつかる、といった具合ですから、あれではけんかが起こらなければ、神さまか仏さまですよ。」老人としても自分の空間が欲しい。それがないために、たらい回しにされてストレス状態になる。従来は老人が重荷になって夫婦のストレスをひき起こしたり嫁にしわよせの行くことが多かったが、最近は老人の方が参るケースが多くなっている。団地に住む老人たちは、経済的に自活できない、別居するにも家がないなどの理由で「続けて団地に住むより仕方がない」とあきらめている。元気な老人はあきらめだけですむが、四階、五階の階段の昇り降りが苦痛な老人もいる。だから、むしろ別居して、三畳なり四畳半なりの個室が与えられる「住み込み」の方が、老人にとっては安住の場となる。