バブルが崩壊する過程や原因は、実は2つのバブルともまったく同じです。平成バブルは日本銀行の突然の金融引き締めにより、金融という「血液」が供給停止になったための突然死であり、今回のバブル崩壊は海外からの「輸入物」である「血液」の突然の供給停止による突然死であることです。ことの本質が金融のストップである点では同じなのですが、生じた規模と対象になったエリアの広さが、日本国内だけの問題であった前回のバブル崩壊とはまったく異なるメガトン級のものだったのです。しかも金融という道具はこの20年ほどの間に目覚ましい進歩(これを「進歩」と称するかについてはやや疑問なところもありますが)を遂げて、複合化、複雑化してきています。日本の平成バブルのときのような単純に不動産を担保にした事業法人融資などではなく、さまざまな金融技術を駆使して日本のお金の価値の数百倍、数千倍にも膨らませた道具として世界中に浸透していたがゆえに、その破裂による影響は世界経済全体を揺るがすものとなってしまいました。
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